背景画像
背景画像
背景画像
NEWS
ニュース
ヴィンテージマンション「マンション四谷」リノベーション密着レポート Vol.4
メディア

ヴィンテージマンション「マンション四谷」リノベーション密着レポート Vol.4

「マンション四谷」のリノベーション物語、第四弾をお届けします。

1971年に建築したレトロなマンション。
50年を超える時を刻んだ一室が、どんなふうに変わっていくのか?


前回の記事では下地づくり、配管工事の様子をご紹介しました。

少し間が空いてしまいましたが、現場は止まっていたわけではありません。

完成後には見えなくなる配管まわりや共用部分との取り合いなど、慎重な確認が必要な工程を進めていました。

ひとつずつ整理がつき、現場はようやく「つくる工程」の後半に移ります。

骨組みだけだった空間に面が生まれ、白い光が反射し、部屋としての輪郭が立ち上がっていく。

今回の第四弾では、仕上げに向けた下準備から、塗装によって空間が完成していく過程を追っていきます。

■石膏ボードを貼る。空間に「面」が生まれる

下地工事を終えた現場に、石膏ボードが貼られていきます。
軽量鉄骨で組まれた骨組みに、一枚一枚ボードを固定していくことで、これまで線と骨だけだった空間に、はじめて「面」が現れます。

壁が立ち上がり、天井が塞がれると、室内の印象が大きく変化。
同じ広さであっても、視界が整理されることで、部屋としてのスケール感や奥行きがはっきりと感じられるようになります。

すべての石膏ボードが貼り終わると、現場は一気に部屋としての表情を見せ始めます。
まだ、天井や壁の表面は剥き出しの状態ですが、間取りや動線、部屋同士の距離感が、体感できる段階です。

天井の高さ、壁の立ち上がり、開口部とのバランス。
図面上で描かれていた計画が、実寸の空間として現れる瞬間でもあります。

■壁と天井を整えていく

続いて、石膏ボードの上にパテ処理を施し、仕上げに向けた下地を整えていきます。

パテ処理とは?
石膏ボードのつなぎ目やビスの跡を専用の材料で埋め、表面をなめらかに整える作業のこと。

ビスの頭などを一つひとつ埋め、段差を消していくこの工程は、見た目以上に根気のいる作業です。

クロスや塗装で隠れてしまう部分ですが、この下地の精度が、そのまま仕上がりの質感に直結します。

均一な面をつくるために、パテを重ね、乾かし、削るという工程を繰り返していきます。

この時点では、まだ空間全体が少し「ざらついた印象」を残していますが、
それは完成に向かう途中段階ならではの表情でもあります。

■仮設照明の下で進む、仕上げ前の確認

現地には、天井から吊られた仮設照明や、床に置かれた投光器が設置されています。
これは、まだ本設の照明器具が入っていない段階で、作業に必要な明るさを確保するためのものです。

仕上げ前のこの時期は、壁や天井の状態を正確に確認することが重要になります。
パテ処理のムラやわずかな凹凸、角の納まりなどは、光が当たってはじめて見えてくるためです。

仮設照明の強い光の下で、職人は仕上がりを細かくチェックし、塗装や最終工程に向けた微調整を重ねていきます。

■塗装が入ると、空間は一気に静かになる

パテ処理が完了すると、現場は塗装作業に入りました。
塗装後の部屋は、下地の色やパテ跡が消え、空間が均一なトーンに包まれています。

不思議なことに、塗装が終わった後の部屋は、急に静かに感じられるようになります。
それまで主張していた工事中の情報が消え、光と影、ボリューム感だけが残るからかもしれませんね。

■配線を整える。仕上げ前の大切なひと手間

石膏ボードで空間の輪郭が整ったあと、天井や壁の内部に通された配線を、仕上げ前にあらためて調整していきます。
照明やスイッチ、コンセントの位置を確認しながら、電線を所定の場所へ正確に配線。

分電盤には各回路が集約され、安全性や将来のメンテナンス性を考慮して整理されます。

仕上げが進めば見えなくなる工程ですが、灯りが自然に点き、暮らしが滞りなく機能するための大切な準備です。

■まとめ

床・壁・天井が揃い、パテ処理や塗装が行われたことで、この住戸が持つ本来の広さやバランスが、ようやく見えてきました。

リノベーションの魅力は、完成写真だけでは伝えきれません。
むしろ、その手前にある地味で静かな工程の積み重ねこそが、住まいの質を左右します。

ボードの継ぎ目を整えること。開口部の精度を詰めること。光の入り方を想像しながら配線を仕込むこと。

そうした一つひとつの判断が、「住みやすさ」や「心地よさ」として、完成後の暮らしに表れてきます。

次回は設備や造作が入り、この空間が本当の意味で完成形へと近づいていく工程をご紹介する予定です。

無機質だった現場が、住まいとして息をし始める瞬間を、引き続きお届けしていきます。

【次回予告】
Vol.5「暮らしの風景が見えてくる」
——設備と造作が入り、空間はいよいよ完成形へ!
塗装を終えた室内に、キッチンや洗面台などの設備、造作家具が次々と設置されていきます。
空間の役割が明確になり、「住まい」としての機能と表情が揃う最終段階。
設計の意図がどのように形になったのか、完成に向かう現場の様子をお届けします。どうぞお楽しみに。

マンション四谷|アクセス
〒160-0004 東京都新宿区四谷1丁目13
JR・東京メトロ「四ツ谷」駅 徒歩3分

HOME > ニュース > メディア > ヴィンテージマンション「マンション四谷」リノベーション密着レポート Vol.4

CONTACT

モデルルーム見学のご予約、その他お問い合せはこちらから。

SCROLL SCROLL